大事なのは「住環境を整える」という理念
このように、風水にしろ家相にしろ、もともとは古代の中国における一種の統計学という側面があります。 国が違い、時代が違い、地理条件や風俗習慣、技術力全般も違うことから、現代の日本でどこまで通用するか、一度考えておくのも意味のないことではないでしょう。 たとえば、中国では黄河や揚子江といった大河が西から東へと流れ、「中原」と呼ばれる広大な平野を形成しています。 一方、日本は北東から南西に斜めに連なる島国で、平野は狭く、川は幾筋も山脈から海へそそいでいます。 日本の地形では、中国のような東西南北にきちんと整備された街づくりをするのは難しかったのです。 地図を見れば一目瞭然ですが、幹線道路が東西南北にきちっと走っている街は、京都など特別なものを除くとほとんど見られません。 そのため、日本では家の四面がきちっと東西南北に面していることは稀で、「南向きの窓」といっても真南ではなく、南西や南東に振れていることが多いのです。 技術という点でも、昔と現代ではかなり異なります。 南の井戸は夏の日差しで雑菌が繁殖しやすいため禁忌とされましたが、上水道が普及した今では、ほとんど意味はありません。 そもそも、風水や家相では方位が非常に重要です。 古代中国では、北極星の位置で北を見分けていました。 今でも、北極星の位置が本当の北(真北)なのですが、方位磁石の北(磁北)は少しずれています。 もし、方位磁石を基準に風水や家相を判断しているとしたら、それだけで信恵性は薄れると思います。 このように国や技術の違いで形骸化してしまった内容も多く含む風水や家相ですが、その根底に流れる「住環境を整える」という理念は現代にも息づいています。 リフォームの際、風水や家相を老臆するなら、枝葉末節の俗説に惑わされることなく、こうした根本理念こそ重視すべきではないでしょうか。
中国の地理的条件がベース
「風水」とは本来、“土地選び”のための学問です。 用水を考えて土地を選び、そこに住む人の運勢を良くする部屋の使い方、家具の置き方、小物、植栽、向きなどを考えます。 「家相」とは、風水で選ばれた良い土地に家を建てるとき、どんな“家の形”にすれば幸運を呼べるかを考えた学問です。 窓や出入り口の位置、水まわりの場所、不浄の方位など、主に間取りを考えます。 こうした「風水」「家相」はいずれも、中国の道教に由来します。 道教とは、無為自然を尊ぶ老荘哲学をベスに、陰陽五行説や神仙思想をミックスし、不老不死を求める一種の民間宗教です。 道教では、仙人になることが理想とされ、そのための方法論を「山医命卜相」の5つからなる「仙道五術」としてまとめています。 「山」とは深山で修行する体術、「医」とは不老長寿を得るための医薬術、「命」とは宿命を知る運勢術、「ト」とは未来を予知する卜占術、「相」とはものの形から吉凶を読む観相術です。 「風水」は、この「山医命卜相」の中の「相」のひとつである風水地理(地相学)と、「命」のひとつである遁甲方術(遁甲とは循環の意味)が融合してできました。 風水地理は、中国の水利や土壌、地形などの地理的条件をもとに、望ましい住環境を統計学的にまとめたものです。 しかし、同じ地域に住む人の中でも、成功する人と失敗する人がいます。そこで、個人の運勢を考える遁甲方術を組み合わせ、現在の風水(開運風水)ができあがったのです。 開運風水は特に、100年ほど前、香港がイギリスの支配下に置かれてから盛んになりました。 日本では現在、小物やカラーを材料にした風水が流行っていますが、これは開運風水をお手軽にアレンジしたものといえるでしょう。 「家相」は、文字通り「山医命卜相」の中の「相」のひとつである家相学が元になっています。 「相」には他に、人相、手相、墓相などがありますが、家相の場合は家の形で吉凶を判断するため、やはり中国の地理的条件がベースになっていることは否めません。 現在、日本で広く流布している「家相」についてのいろいろな説は、こうした中国の家相学に、日本独自の陰陽道の思想が混じったものです。
葬祭業者の種類 他業種からの参入が目立つ
従来からの葬祭専門業者、互助会、生協、農協のほかに、石材販売会社、仏壇会社、生花業者、ホテル、鉄道会社なども、葬祭事業を立ち上げています。 また最近では、外資系企業の参入もみられます。 ほとんどの葬祭業者が家族葬に対応してくれます。 ①葬祭専門業者 全国規模の大規模な会社から、地元密着型の規模の小さい業者まであります。 地元の葬祭業者は、地域の慣習にくわしい利点、大規模な会社は気軽に相談できる窓口がある利点などがあります。 ◆全日本葬祭業協同組合連合会 (全葬連) 各都道府県の葬祭業協同組合をまとめている組織。経済産業大臣の認可を受けており、全国の葬祭業者の4割はこれに属しています。 if共済会という生前予約のシステムもあり、電話による消費者相談も受けています。 ②互助会 冠婚葬祭の儀式に必要なサービスおよび物品にかかる費用を、事前に積み立てて準備するシステムで、毎月掛け金を一定期間払い込みます。 毎月掛け金を一定期間払い込みます。 満期以前に死亡しても、差額を払えば利用できます。 全国の互助会は経済産業省縮鱗協の許可を受けていますが、それぞれ独立した会社で、サービス内容が異なります。積立金は儀式の基本セット料金のみのもので、葬儀のすべてをまかなうものではありません。 互助会に加入していれば、準備から施行までを請け負ってもらえます。 中途解約すると、解約手数料をとられます。 ③生活協同組合(生協) 組合員を対象にした葬儀サービス事業を行っており、合理的なサービスと明瞭な料金体系が特徴。 実際の葬儀は、提探している専門業者が行います。 生協組合員でないと利用できません。 ④JA(農業協同組合) 全国各地の農協が行っている葬祭事業です。 組合員の福利厚生のために実施しています。 サービスは各JAによって異なるので、よく内容を確認してください。 【JA東京中央セレモニーセンター】 03-13220-11717 http://www.ja-tokyo.co.jp/ ⑤石材販売会社、仏壇会社 近年、白社の専門部門だけでなく、広く葬儀自体に携わるところも山てきました。 デパート内や、駅ピルに相談窓口のあるところもあって、事前相談にも気軽に応じてくれます。 新しい形の葬儀にも対応できます。 ⑥生花業者 一般の葬儀のほか、新しい形の葬儀や、ホテルなどでの「お別れ会」も手がけています。花祭壇や、故人の人柄や個性を反映させた演農業協同組合) 出に配慮してくれます。
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